2017年08月23日
悪癖の科学

リチャード・スティーブンス
酒やSEX、危険運転、悪態など社会的に「悪いこと」とされる悪癖の効能の部分に注目した研究成果を集めたもの
今ではこの手の研究成果はネットニュースで「話題」として頻繁に取り上げられるので目新しくもないけど、立ち読みして買ってしまった。
なぜか?著者がイギリス人だからだと思う。カミュやサルトルは退屈だと思ってしまうが、モームからJアーチャー、晩年はイギリスに住み着いたマルクスまで読んでいて「面白い」。これは一種の悪癖に入るかもしれない
経済・社会(風俗)的に「合理」であるのはイギリスなのに、学問の分野ではフランスが「合理」と言われ、それと比べると確かにイギリスは「俗」ともいえる。そこも面白い
いずれにしろ友だちにして楽しいのも、常に間合いを保ちたいのも悪癖がある人。今後、技術が一層発達し、さらに時間が確保できると、向かうのはローマンホリデーかプロテスタンティズムか。バンジージャンプかVRか
Posted by 比嘉俊次 at 10:35│Comments(0)
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