2013年02月26日

長寿企業は日本にあり

長寿企業は日本にあり長寿企業は日本にあり
 野村進
2007年 NHK教育テレビ テキスト


西暦578年創業の世界最古の企業「金剛組」を筆頭に日本には100年企業が1万5千軒。中国9、インド3。200年企業ではドイツ800、オランダ200に対して日本3000軒と桁が違う

その日本が誇る老舗企業の本業へのこだわりや、売り買い世間の「三方よし」の理念などがつづられている

途中紹介される「象の戦略・虫の戦略」など、6年前のテキストだがすでに少し懐かしい感じが・・・

特筆すべき部分は最終回(第8講)のまとめ
「商人のアジア」と「職人のアジア」という分類を持ち出している。日本はもちろん「職人」、中国・インドは「商人」。さらにその背景には江戸300年の安定した治世をあげている。また建国から200年余りのアメリカで100年企業が多いのは対外的な侵略経験がないためと分析している
確かに・・・でも、ドイツはどうだ?オランダ・イギリスも国の形が定まったのは中世も後期だ。一方で清は征服王朝とはいえ300年近く続いている

著者なら更なる分析が出来そうだが、著作一覧を見ても、探している本はなさそうだ。残念

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Posted by 比嘉俊次 at 21:15│Comments(0)社会
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