2011年02月21日
高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人

学歴なしでも成功する人』
勝間和代
実用書・新書の類は数が多すぎて
基本的に紹介していませんが
せっかく勝間さんがいらっしゃるので
http://higatoshitsugu.ti-da.net/e3246237.html
勝間本を読んだ事がある方なら
ご存知のように、この本も「濃密」
とてもじゃないけど
「通勤の手間に読んでみよう」
という実用書新書にあるような
ライト感はなく、岩波新書のよう
(本書は小学館新書101)
俗に「頭がいい」と言われる
人の考え方や行動様式
そのポイント、実践法
鍛練法に至るまで
事細かに記されています
三島由紀夫は『文書読本』の中で「時間をかけて書くと濃密な文書となり、逆にスピード感が出る」というような事を書いていた記憶があるけど、この本は「濃い」上に「早い」。つまり「早口で力説している勝間さん」の姿が圧倒される感覚がある
このアウトプットの密度はなんだろう?
TBSの「がっちりアカデミー」に出演している時は確かにこの文書のイメージだけど、NHKのインタビュー番組等では早口だけど、目は泳いでいない(相手の意見に同調でも反対でも、とにかく口を挟みたいインタビュアーは目が泳ぐ傾向にある)。・・・「出し」と「入れ」がキッチリ仕分けられているということか
ポイントだらけの本書からエッセンスを抜きだすことはできないが(赤ペンを入れると真っ赤になってしまう)、逆に言うと、一度読み通せば、目次を見返すだけで力になりそう。こうゆう啓発書は肌身離さず持つのもいいかもしれないが(私はしませんが)、ふとした時に本棚から取り出して「今必要な知識を抜き出す」という教科書的な使い方が出来る本と言うのは少ない。書いている方も書き飛ばし、読むほうも読み飛ばしてブックオフへ、という関係が多いのではないか。
他にも勝間本では『自分をデフレ化しない方法』が筆頭に、この所の本では『インディペンデントな生き方実践ガイド』の陰に隠れている感があるが『断る力』は印象に残っている。帯のまるで麻薬撲滅運動にでもありそうな「拒否ポーズ」の写真で「やっぱりカツマってのは・・・」とオジさんたちの声が聞こえてきそうだが、これはコミュニケーションの本。世界的なプロトコルと言ってもいいかもしれない。何も「遠慮」や「謙遜」と言った日本の美徳を捨てろと言っているわけではない(この手の話をすると、勝間さんの言う所の「ゼロかイチ(全面賛成orとにかく反対)」の議論になるので、これまた詳しくは「読んでください」としか言えないが、特にウチナーンチュは読んでおいたほうがいいと思う
風呂で読んでブヨブヨなので写真はアップできませんが『断る力』は「文春新書682」です
3月7日が楽しみ
ポイントだらけの本書からエッセンスを抜きだすことはできないが(赤ペンを入れると真っ赤になってしまう)、逆に言うと、一度読み通せば、目次を見返すだけで力になりそう。こうゆう啓発書は肌身離さず持つのもいいかもしれないが(私はしませんが)、ふとした時に本棚から取り出して「今必要な知識を抜き出す」という教科書的な使い方が出来る本と言うのは少ない。書いている方も書き飛ばし、読むほうも読み飛ばしてブックオフへ、という関係が多いのではないか。
他にも勝間本では『自分をデフレ化しない方法』が筆頭に、この所の本では『インディペンデントな生き方実践ガイド』の陰に隠れている感があるが『断る力』は印象に残っている。帯のまるで麻薬撲滅運動にでもありそうな「拒否ポーズ」の写真で「やっぱりカツマってのは・・・」とオジさんたちの声が聞こえてきそうだが、これはコミュニケーションの本。世界的なプロトコルと言ってもいいかもしれない。何も「遠慮」や「謙遜」と言った日本の美徳を捨てろと言っているわけではない(この手の話をすると、勝間さんの言う所の「ゼロかイチ(全面賛成orとにかく反対)」の議論になるので、これまた詳しくは「読んでください」としか言えないが、特にウチナーンチュは読んでおいたほうがいいと思う
風呂で読んでブヨブヨなので写真はアップできませんが『断る力』は「文春新書682」です
3月7日が楽しみ
Posted by 比嘉俊次 at 10:08│Comments(3)
│社会
この記事へのコメント
追加情報
『断る力』の違う角度からの本としてはテリー伊藤著『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』がお勧め
『断る力』の違う角度からの本としてはテリー伊藤著『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』がお勧め
Posted by 比嘉俊次 at 2011年02月21日 12:10
バイブル。
そういう本を一冊は欲しいなと思うのですがなかなか。。
あまのじゃくなので話題のものは手に取らないのですが、うちなーんちゅなら‥と薦めてあったのと「成功」が何を指しているのか気になるので読んでみたいと思います
そういう本を一冊は欲しいなと思うのですがなかなか。。
あまのじゃくなので話題のものは手に取らないのですが、うちなーんちゅなら‥と薦めてあったのと「成功」が何を指しているのか気になるので読んでみたいと思います
Posted by まるん at 2011年03月05日 23:05
高校生の時に
友人が
「ノルウェイの森」
を貸してくれて読みました。
あれから18年
すっかり内容を忘れてしまったので
単行本を買って読み直してみました。
めったに泣かない私が泣きました
本当に素敵な小説です
それから今日のお昼頃
パレット前のスクランブル交差点を走りながら満面の笑みで振り返って俊次さんを見たのは私です
キューピーちゃんです
友人が
「ノルウェイの森」
を貸してくれて読みました。
あれから18年
すっかり内容を忘れてしまったので
単行本を買って読み直してみました。
めったに泣かない私が泣きました

本当に素敵な小説です

それから今日のお昼頃
パレット前のスクランブル交差点を走りながら満面の笑みで振り返って俊次さんを見たのは私です

キューピーちゃんです

Posted by キューピーちゃん at 2011年03月29日 19:40