検証 陰謀論はどこまで真実か

比嘉俊次

2011年02月16日 20:41

 『検証 陰謀論は
 どこまで真実か』

 こうゆう本は理屈抜きに好き
 『ムー』を愛読していましたから

 本屋徘徊中に即GET
 1400円・・・少し高いかな

 陰謀論の古典ともいえる
 フリーメーソンやM資金から
 ちょっと古いHARRP
 地球温暖化陰謀論まで
 歴史的事件からIT関連まで
 幅広く、ほんとうに幅広く
 カバーしているのには感心

 ひと通りカバーしているのでは?

 内容的には・・・「検証」と
 タイトルで謳っているだけに真面目
 真面目・・・正直少し期待外れ
 ほとんどが低陰謀率
 真面目に陰謀論を粉砕

タイトルに偽りなしと言われれれば、それまでだが・・・
『世界のタブー地図帳』とか、ちょっと古いけど『トンデモ本の世界』のような
「面白さ」を期待してはいけない

ただこうゆう本が出てくるというのは、逆に「陰謀論」が思わぬほど力と言うか、市民権と言うか
真実味を帯びてきちゃったというのもあるのかも

しかし最近の陰謀論は想像をかきたてられないというか、底が浅いのが増えてきた気がする

陰謀論はあーだこーだ言いながら、話のタネにできないとね・・・

陰謀論を「あほくさ」一笑に付すのは簡単だけど、小学生の頃「ムー」で読んだ
「天狗の正体はキリストだった!!」というのは衝撃だったな
ひとしきり笑った後、「深いな」と気づけるかが陰謀論を楽しめるかの分かれ道

この本は・・・陰謀論初心者に対する啓発書と見るべきか
「そのくらい、ちょっと調べて客観的に見ればわかるじゃん」といっているかのよう
この本が今、日本には必要なのか・・・

『世界財宝地図』や『珍日本紀行』の棚が空いているが・・・保存不要かな

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