2011年05月26日

悪魔の用語辞典

 副島隆彦編著
 『悪魔の用語辞典』

 副島隆彦「編著」となっている事に注意
 
 ビアスの「悪魔の辞典」にあるような風刺も毒もない。読者を「啓蒙」してやろうという鼻息の荒さだけが伝わってくる

 なぜビアスのようなキレがないのか・・・おそらく風刺には人や社会を切るだけではなく、時に自分自身をこき下ろす「自虐」というスパイスが必要だからだと思うが、この本にはそれがない、からだと思う。ひたすら自分たちは人間社会を上から見下ろすという構図。悪魔は人を上からも見るだろうが、背後からのぞき見たり、時には内面にも入り込んでこないと

  それに「悪魔の・・・」であるはずが、オックスフォード辞典という人間の一言語による辞書を聖典のように仰ぎ見ているんだから・・・本書からは「ケケケ」という冷笑は聞こえてこないし、欺瞞に対する怒りよりも「どうせ」的な無力感が伝わってくる章がほとんど
 
 こうした基本的な構図の問題だけではなく、文書も冗長で「辞典」に必要な端的さに欠けるし(もちろんこれは辞書じゃないが体裁上)、なにより視点にあまり新しさというか目からうろこ感がない

 閉店間際に、著者の名前と表紙だけでカゴに放り込んでしまった。1680円・・・  
Posted by 比嘉俊次 at 14:24Comments(0)社会

2011年05月25日

日本の10大新宗教

 島田裕巳著
 『日本の10大新宗教』

 たまたま手に取った。緑の帯のような事は週刊誌などでよく目にすることだが、著者が著者だけに拾い読みをしてみた。帯のような内容ではなく、概略ではあるが勉強になる。最近は帯が踊りすぎて、内容のある本も軽薄に見えてソンをしている事が多いと思う。「こうしないと売れない」という編集者の声が聞こえてきそうだが、マスメディアの根本に潜む病理か

 天理教、大本、生長の家、天照大神宮教、立正佼成会、創価学会、世界救世教、PL教団、真如苑、GLAと、それから派生した教団について、成り立ちから教義、足跡、分派、現在と様々な角度から(少々雑多な感じがまた面白い)淡々と描かれている。決して「裏の歴史」的なあやしい本ではない。よほど関心がなければ、新興宗教(といっても、200年に迫ろうという歴史がある教団もある)については、このぐらい知っておけばいいという感じ

 新興宗教ではなく「新宗教」と言っているのは、「新興宗教」という言葉には否定的なイメージが固着しているため

 読んでいくと、宗教とか日本社会とか、いろいろ見えてくる。特に人を引き付ける技術については『TVは総理を殺したか』で見た政治共通する部分⇒「現世利益」と「共通の敵と味方」―が特に印象深い。あと教祖や団体の代表になるような人には、やっぱり特別な力があるんだな、と
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Posted by 比嘉俊次 at 14:50Comments(2)社会

2011年05月18日

世界がわかる理系の名著

 『世界がわかる理系の名著』
 文春新書685 鎌田浩毅著

 ダーウィンやファーブル、ガリレイ、『沈黙の春』の著者・カーソンなど古今の西洋科学の第一人者14人を一人当たり12,3ページを割き、生涯・代表的著書の概略・その後の世界への影響などが簡潔にまとめられている

 「科学」の定義も幅広くローマ時代の博物学(プリニウス)から、生理学のパブロフ、メジャーとはいえないユクスキュル(「生物から見た世界」)そしてアインシュタインまで幅広く網羅されていて、科学とは何か?研究者の人生と社会、真実が持つ力など様々な示唆を与えてくれる

 文も簡潔・端的で、かなり濃縮された内容ながら意味が分からない所やムダに飾った所もない

 が「コラム」として各科学者毎に、関連または影響を受けた本を紹介しているが、この選択には多分というか濃密に著者の趣味が入り込んでいて、違和感を覚える。それは編集者も承知で「コラム」という枠にしたと思う。また著者の思い入れが強い部分かと思うが、この2ページは省いて、もう少しでも他の部分にページを割いて欲しかった
 とはいえ、著者は科学にたいして思いが深いのが伝わり、近年の文科系・理科系を問わず「孫引き知識」の看板付け替えで大手を振っている者たちに対して納得いかないのであろう、「これは飽くまでガイドで、知りたければちゃんと自分で勉強して下さい」という主張が端々から感じられる
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Posted by 比嘉俊次 at 12:23Comments(0)社会

2011年05月15日

在日米軍・海兵隊の意義及び役割

 先週、北沢防衛大臣が来県なさった際に仲井真に手渡した冊子『在日米軍・海兵隊の意義及び役割』防衛省発行
 内容はタイトルにあるような感じで沖縄の者にとって目新しい内容はないが、後々史料価値があるかも知れぬ記述があるのでメモ

 まず「在日米軍・海兵隊」とわざわざ海兵隊を別記していることからも明らかな通り、普天間ASの辺野古への移転を進めるため、反対している県民を啓蒙しようという意図で編集されている。賞味20ページの薄い冊子であるが「沖縄に海兵隊がいることの重要性」に8ページが割かれている

 アメリカが沖縄に駐留する意味は明快で、中東まで及ぶアジア全域をカバーできるからで「キーストーン オブ パシフィック」と端的に言い表している(表紙にある沖縄を中心とした同心円はアメリカ軍が戦略的価値を示すために復帰前から使っていたもので、沖縄県も物流の優位性などをアピールするために良くパンフレットなどで使っている)。
 それを日本政府関係者も安易に北朝鮮情勢などを考えた場合に「沖縄の戦略的位置」と素人なら納得しそうな言い換えで転用したために「北朝鮮に近いところなら他にもある」「上陸部隊なのに北方四島を実効支配しているロシア(震災後も防空識別圏に頻繁に近づいてきますね)から遠すぎる」と反論されたせいか、この冊子では『沖縄は台湾海峡や北朝鮮などの潜在的紛争地から近い(近すぎない)位置にある』とある。(近すぎない)って、取ってつけたような・・・

 政治が「黒」といえば、白を黒にしないといけない行政の職員は本当に大変。ありきたりの資料や図表を使って「はい、おっしゃるとおりに作りました」という感じだ。こんなもので道理が通るはずもないと分かっているから、こんなサインも入れたくなるのかもしれない→  続きを読む
Posted by 比嘉俊次 at 00:15Comments(4)資料

2011年04月29日

夜間飛行

 『夜間飛行』+『南方郵便機』
 サン=デグジュペリ 新潮文庫版

 フランス文学は私にはモダンすぎるのか、正直いまひとつ入れない

 これもペラペラとめくっていって・・・「えっ、終わり?」という感じ
 友人による「序」とされる解題とデグジュペリが「本物の特別なパイロットである」という補足がなければ、ドラマの展開のなさに非常にそっけない印象を受けてしまうのではないか

 「入っていけない」と言っても、文章やストーリーが詰まらないというわけではない。とても「空気感」はある、読み終わってふと思い出す事もある。けど、やっぱりロシア文学のような「世界観」というか『カラマーゾフ』や『復活』のような一ページ毎にあれこれ考えるような小説がいいな。サルトにしてもカフカにしてもフランス文学はどうも私にはヒットしない

 そもそもフランスはオシャレでスマート、合理的、進歩的な半面、のどかな農業国としての世界やラ・マルセイエーズの世界など、奥深いというか複雑すぎてついていけないのかも

 星の王子様にしても、あのシャレた挿絵がなければ日本でこれだけ広がっていたか・・・
   
Posted by 比嘉俊次 at 19:47Comments(1)小説

2011年04月29日

テレビは総理を殺したか

 文春新書794
 『テレビは総理を殺したか』

 日本テレビの元政治部記者・菊池正史著

 テレビと政治を評した著書や論評は多いが、多くはTVの仕組み(儲けの出し方・素材の選び方・編集の考え方等々)を知らない、的外れなものが多く、TV局の中にいる人間が描いたものは自己弁護になりがちだが、本書はなかなか正直に書いてあると思う。

 TV局にはTV局の理論があり、考え方がある。報道も当然にその影響を受ける。読めば視聴率に対する程度の差はあれ(今の所、沖縄の「現場」は視聴率に対して東京のようにシビアではない)、基本的な考え方というか理論は変わらないな、と感じる。

 タイトルと帯を見ると「売らんかな」という「軽い本」という感じがするが、著者の取材体験―現場の動きと、それがどう選択され、ONAIRされ、さらにその後それでどうなったのか―内省と疑問、飾らない率直な意見を交えながら綴られている
(TV記者が書いた本でGRPの解説まで及んだのは初めてではないか?)

 基本はメディア論であるが、取材の裏話、記者も人間であるゆえにどうしても逃れられない「取材対象者の好き嫌い」なども満遍なくちりばめられて、読み物としても飽きない

 沖縄に日本テレビ系列局がないため、日テレの報道番組を見る機会は少ないが、こうした本を現役社員(現在は編成局勤務との事)が出せる局なんだな(というのも、TV業界で聞く、日テレの社風とは違う感じがする)

 それにしても、分かりやすい構図(その究極は「敵か味方か」)を作り出し、人間の中に潜む闘争心や自己主張・自己実現欲とシンクロさせて多くの人心をつかむ・・・洋の東西、主義主張を問わず、太古の昔から度々出現するこのリーダー像は、今後「理想を目指そうというタイプ」や「中庸の実をとるタイプ」のリーダーより出現頻度が圧倒的に上がっていくのではないか。匿名の揚げ足取りがTVニュースでも堂々と出てくるようになっては(堂々と持論を述べるのが仕事であるはずの政治のプロが「政党幹部A」などと憶測・主観的分析までも含めて言いたい放題のヒソヒソ話・コソコソ話が電波に乗って国民の世論形成に影響を与えてしまっている)、これでは敵を撃滅するような勢いが無ければリーダーとして生き残れまい

政治はまつりごと。さしづめTV報道はお祭りなのか  
Posted by 比嘉俊次 at 00:47Comments(4)社会

2011年04月04日

公共事業が日本を救う

 藤井聡 著『公共事業が日本を救う』

 初版は2010年10月。震災の混乱から本格的な「復興」段階へと移行する際には、この本と著者は必ず注目を浴びるだろう

 なぜなら8章の「巨大地震への備え」は首都直下型地震や、連鎖発生も危惧されている東海・南海・東南海地震を例に挙げて説明しているが、地震後の水害の恐ろしさなど、まさに今回の東日本大震災で現実になってしまった事ばかりだ

 また、公共工事がもたらす経済効果(例えば道路網整備による物流の充実、港湾機能の重要性など)や、公債発行による財政赤字⇒財政破たん懸念が杞憂である事まで補足的に記している

 言っている事は正しいと思う。私自身、建設新聞などに寄稿し、土木建設業の奮起を促してきたし、ニュースの中でも建設業が以下に県経済において重要であるか、その課題、さらにまさに道路整備の危機などをリポートしてきた。「だが」というか「だから」というか、この本がこれから「権威」を持ち、今度は逆に「公共工事に懐疑的=悪」のような空気になってしまう事を危惧してしまう

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Posted by 比嘉俊次 at 20:00Comments(1)社会

2011年02月21日

高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人

 『高学歴でも失敗する人、
 学歴なしでも成功する人』
 勝間和代 

 実用書・新書の類は数が多すぎて
 基本的に紹介していませんが
 せっかく勝間さんがいらっしゃるので
 http://higatoshitsugu.ti-da.net/e3246237.html
 
 勝間本を読んだ事がある方なら
 ご存知のように、この本も「濃密」

 とてもじゃないけど
 「通勤の手間に読んでみよう」
 という実用書新書にあるような
 ライト感はなく、岩波新書のよう
 (本書は小学館新書101)

 俗に「頭がいい」と言われる
 人の考え方や行動様式
 そのポイント、実践法
 鍛練法に至るまで
 事細かに記されています

三島由紀夫は『文書読本』の中で「時間をかけて書くと濃密な文書となり、逆にスピード感が出る」というような事を書いていた記憶があるけど、この本は「濃い」上に「早い」。つまり「早口で力説している勝間さん」の姿が圧倒される感覚がある

このアウトプットの密度はなんだろう?  続きを読む
Posted by 比嘉俊次 at 10:08Comments(3)社会

2011年02月16日

検証 陰謀論はどこまで真実か

 『検証 陰謀論は
 どこまで真実か』

 こうゆう本は理屈抜きに好き
 『ムー』を愛読していましたから

 本屋徘徊中に即GET
 1400円・・・少し高いかな

 陰謀論の古典ともいえる
 フリーメーソンやM資金から
 ちょっと古いHARRP
 地球温暖化陰謀論まで
 歴史的事件からIT関連まで
 幅広く、ほんとうに幅広く
 カバーしているのには感心

 ひと通りカバーしているのでは?

 内容的には・・・「検証」と
 タイトルで謳っているだけに真面目
 真面目・・・正直少し期待外れ
 ほとんどが低陰謀率
 真面目に陰謀論を粉砕

タイトルに偽りなしと言われれれば、それまでだが・・・
『世界のタブー地図帳』とか、ちょっと古いけど『トンデモ本の世界』のような
「面白さ」を期待してはいけない

ただこうゆう本が出てくるというのは、逆に「陰謀論」が思わぬほど力と言うか、市民権と言うか
真実味を帯びてきちゃったというのもあるのかも

しかし最近の陰謀論は想像をかきたてられないというか、底が浅いのが増えてきた気がする

陰謀論はあーだこーだ言いながら、話のタネにできないとね・・・

陰謀論を「あほくさ」一笑に付すのは簡単だけど、小学生の頃「ムー」で読んだ
「天狗の正体はキリストだった!!」というのは衝撃だったな
ひとしきり笑った後、「深いな」と気づけるかが陰謀論を楽しめるかの分かれ道

この本は・・・陰謀論初心者に対する啓発書と見るべきか
「そのくらい、ちょっと調べて客観的に見ればわかるじゃん」といっているかのよう
この本が今、日本には必要なのか・・・

『世界財宝地図』や『珍日本紀行』の棚が空いているが・・・保存不要かな  
Posted by 比嘉俊次 at 20:41Comments(0)雑誌

2011年02月06日

伝説の教授に学べ!

 『伝説の教授に学べ!
 本当の経済学がわかる本』
 浜田宏一、若田部昌澄、勝間和代の
 三氏による対談をまとめた一冊

 テーマは「脱デフレへの方策」

 勝間さんといい脱デフレといい
 久々の組み合わせ
 特に脱デフレ本は確か
 「失われた10年からの脱出を目指して」
 というような合言葉の元に
 世紀末あたりにかなり盛り上がっていたけど
 ・・・久しぶりに聞きましたね

 政治が安定しないものだから
 経済政策に対する関心も下がっているのか
 その後は「脱デフレ」という打開策から
 「デフレをどう生きるか」という処世術に
 関心がシフトしちゃったし。あきらめから

 本書は「経済学がよくわかる」とあるが
 入門書でも丁寧な解説書でもない

内容も脱デフレ、抗デフレ対策、インフレターゲット論、デフレをめぐる経済学史と多岐にわたる
「日本はやがて破産する」的な経済(財政と金融を混同している本もチラホラ)なのか
預言書なのかよくわからない本と違い、ごく常識的な内容だと思う

大胆に金融を緩和し世の中のお金が回転するようにせよ、という話

しかし三者がさえているのは再三指摘している「インセンティブ」
なんで誰が考えてもおかしなことが正されないのか・・・そして責任者がいないのか
社会を動かす優秀な人たちがお互いがマクロで善としていることが
無意識的に全体に弊害をもたらす社会的な「誤謬」についてなかなか鋭い観察が
こうゆうのは「全体を支配し巨利を得る黒幕がいる」という話じゃなくて
本当にどんな優秀な人が、どんな力をもってしても、予定した方向と逆にいく事があるのだろう

金融も先行きを予測するのは難しい
需給が支配する市場だから、右か左かは市場参加者がどう考えるか次第
たまたま最近NHKで勝間さんが伊藤忠の丹羽さんにインタビューしていたが
帳簿に紛れ込ませていた赤字を公表しても株価は上がることがある

日本国債が格下げされたといっては騒ぐが、一部の人が予想した金利の上昇はまだ予感もない
(約9割が国内消化なので)
だいたい債権国日本の国債は格下げで、日本がたんまり持っている米国債は「ステイブル」ってね
そもそも日本の信用がないなら通貨が下落するはずだけど、円は高いまま

実はこの状態というのは復帰前の沖縄なんですよね
財政は苦しく、雇用も厳しいのにアメリカが基地建設の労働力確保のため
ドルを使用させたので通貨は強い(日本円の3倍ですよ。実力は3分の1もないのに・・・)
沖縄はステーキが安い、ウィスキーも飲める、と当時は本土の方に自慢したりしたそうだけど
これで沖縄の1次、2次産業がこうむったダメージは、社会構造の改造という意味で
沖縄戦で生活・生産基盤(家屋や田畑)を破壊された以上かもしれない

そして日本も今、製造業が外へと出て行き(沖縄と違い法人は生き残る)
通貨が強いので市民は「安く変えるなら市場開放が望ましい」となり
やがて食品市場も開放して農業も厳しくなるかもしれません
地方が疲弊すると市場が痩せ、人材供給の水源地も枯れてしまう

だから「保護貿易を」とかじゃなくて・・・昇華的な解決法を

日銀マンも官僚も取材していると「やっぱりキレモノだな」と思い知らせてくれるので
ホント期待しているんですが・・・本書にあるように、なぜかうまくいかないんですよね
結局はショック療法か外圧でしょうか。どちらにしてもハッピーじゃないな

バブルはじけてもう20年か・・・段階ジュニア世代は人生60年だと人生の3分の1が不況
精神衛生上よくない・・・同年代の事件多いような気がするし。あと10年続くとどうなるのか  
Posted by 比嘉俊次 at 21:30Comments(2)社会

2011年01月18日

日本は破産しない

 『日本は破産しない!』
 上念司 著
 
 「900兆円もの国債を抱えた日本は 
 やがて国家破産する」というような
 国家破産論者への対抗本

 国が財政破綻した
 ギリシャやアルゼンチンと何が違うのか
 なぜ日本は900兆円の借金があっても
 破産しないのか、など
 為替やバランスシートなどを元に解説
 そしてそこから
 「デフレからの脱却」こそが最重要と解く

 わかりやすい解説だと思う

 ただ残念なのが
 わかりやすさを求めて話を単純にしたためか
 「金融」と「財政」の別については踏み込んで解説していない
 ここは実はカン所で、これなければ
 「何でもいいから公共工事をすれば景気はよくなる」という主張との
 違いがよく分からない人もいるのではないか

そうなると、下らないところで揚げ足をとられかねない
  
難しい事を言っても「財政」は家計簿にたとえられる、なじんだ考え方だが
「金融」は株や為替などの「市場」にタッチしたことがある人でなければ
「需要と供給が価格を決める」というのは教科書で知っていても実感としてわかりにくいと思う

とは言え、資料はそろえているから、このあたりは編集方針だと思う
インパクトと揚げ足をとられかねない表現で論戦を誘っている・・・

読み始めたときは面白くなりそうだと思ったけど・・・
著者はきっと第二次菅改造内閣の顔ぶれを見て落胆しているに違いない
著者が主張する方向とは逆(増税・金融緩和に非積極的)の財務・金融関係者が多数入閣

難しい話は別にして、毎年40兆円も税金を取っておいて
借金まで作っているということに、まず国民がもっと疑問持たなきゃね
頭がいい人たちが国を動かしているはずなのにね・・・足し算引き算(増税・減税)だけじゃない
市場を使った経済の浮揚を期待している人は是非購入を
  
Posted by 比嘉俊次 at 00:04Comments(4)社会

2011年01月11日

新薩摩学

 新薩摩学シリーズ3
 薩摩・奄美・琉球
 『新薩摩学』
 鹿児島純真女子大学
 国際文化研究センター編
 1800円

 やはり「薩摩」の歴史は面白い
 薩摩を知らないと「琉球」も見えてこない
 また日本史の中でも琉球史並みに
 異彩を放っていると思う

 沖縄で「薩摩」というと
 いまだ仇討イメージもあるが
 さすがに400年を過ぎて
 沖縄でも薩摩本が増えてきた感がある

 とてもいいことだと思う
 客観的に過去に触れるのは
 未来を展望するうえでも必要な事

 5人の研究者による論考と
 シンポジュウムを収録

帯にあるような分かりやすい耳目を引くテーマも面白いが個人的には第4章の「滝沢馬琴の見た琉球」が最も印象深い
「為朝伝説」を描いた『椿説弓張月』のあらすじ(と言ってもかなり細かい)を初めて知った。
こうした話は孫引き、聞きかじりが多く、しかも話者の主観で再編されてしまうので原作者の意図などが見えにくかった。
馬琴の「日本観」は大きい

しかし、いつも微妙なのは奄美
琉球と薩摩という二つの文化圏に挟まれて・・・両端とも奄美を利用してる

今、ウチナーンチュが「琉球」と言う時、奄美を含んでいる人はどのくらいいるのか
先島統治の在り方も含めて、注目されないが忘れてはいけない歴史


 
  
 

  
Posted by 比嘉俊次 at 12:06Comments(0)社会

2010年11月14日

ザックリわかる世界史

 『ザックリわかる 世界史』川原崎剛雄
 まずタイトルに偽りあり
 読んでもざっくり分からない

 でもサイドネタというか
 受験勉強から見ると脱線ネタだけど
 教科書にはない重要なことがある

 イスラムの英雄サラディンは
 「獅子王」リチャード1世や
 「聖王」ルイ9世の半分も知られて
 いないのではないか?
 
 ロムの占いの話や
 インドの「ヴァルナ」と「ジャーティ」
 梅毒の20年で世界一周
 などまで雑多な内容

 かと思えば日本史でも影が薄い
 谷干城(たにたてき)に光を当てたり
 「琉球王国」が出てきたり・・・
 
 本土の人はペリーが浦賀より先に
 那覇に来ていたことをほとんどの人が知らないし
 それどころかサツマイモや六諭衍議なども沖縄経由で伝わったことも知らないけど
 考えると日本史の教科書にも、世界史の教科書にもちょこっとしか出てこないからね・・・
 どっちに教科書に載せるべきなんでしょうか

 しかしこの本、もったいない。著者には様々な話題があるが、あまりにも雑多
 文章も「脱線の脱線」のような箇所があり、世界史おもしろ雑学的な
 ページ読みきりの本ほど読みやすくもなければ、大きな流れが見える構成でもない
 深い洞察と広い知識が感じられる著者だけに、編集不在が惜しい

 あと挿絵や写真、地図も不足。「コルドバ」って急に言われてもなかなか思いつかないし
 「ヘラクレスの柱」が出てくるならスペインの紋章類も併せて紹介すれば
 小説読む時や映画とか見るとき、セリフ以外からもいろいろ作者の意図が読み取れて
  「世界史って役に立つな」という感じがするのに・・・もったいない

 出張の帰りに空港で買ったけど、ウィキペディアを調べられないと読みこなせない  
Posted by 比嘉俊次 at 22:02Comments(0)資料

2010年10月17日

「大日本帝国」の崩壊 ~東アジアの1945年

 久々に読み疲れする本・・・ 
 加藤聖文著『「大日本帝国」の崩壊 ~東アジアの1945年』

 基本的にはサブタイトルにある通り特に終戦前後の
 大日本帝国各地での首脳の動きを中心に
 帝国の臣民たちの混乱などが記されている

 いまや話題になることも少なくなった樺太の先住民に対する戦後の扱いなど
 戦時中は「臣民」として扱い義務も負わせながらも
 8月15日の帝国崩壊を境に「なし」にされたことなども収録されている

 沖縄も「鉄血勤皇隊」などの敢闘もありながら
 戦後切り離され軍政下に長く置かれたが、50万を超える県民の声があり
 それなりに理不尽を訴求する力もあり、また多くの大和の軍人軍属が
 沖縄の橋や道路、学校・病院がことごとく破壊され、私有財産である家
 生産基盤である田畑、また家族丸ごと「無」にされたのを直に見ていたのも
 沖縄に対する理解の根底にあると思う

 しかし他の戦地となった「外地」は・・・
 それが大日本帝国をカッコつきで断っている理由

 つい最近取材で知ったが、ヨーロッパの国では戦争で私有財産を失った人に対する国家補償や
 あるいは被害が少なかった人からの財産の分配制度があるという
が、過去はともかく今日の不発弾処理の責任さえ持たない国もあるからな・・・

しかし、読み疲れするのはそこではなく、戦争の終結に至る外交や政治・・・というより意地や権力闘争などだ
戦地の県民としては奥歯が磨り減るような思いで読まずにはいられない、その間亡くなった方々も浮かばれないのでは
「大英帝国衰亡史」にあるイギリスとの比較も興味深く、再読。この本も3度繰り返し呼んだ。ため息をつきながら・・・

だが、東京から満州~南洋まで一通り全てをカバーして、新書サイズに収めているので
読み疲れと同時に非常に読み足りない感がある本
著者もこのページ数に納めるのに苦労したと思うが続編というか、さらに充実した一冊を出して欲しい

しかしこの方も若い。40代になったばかりか?本人は大戦知る者として著したとあるが逆ではないか?
良い意味で少し距離を置いた客観的な文書は素直に「歴史書」を読んでいる感覚があり、こちらも客観的に学べる

これは大切だと思う
尖閣問題であの島周辺だけがクローズアップされているが、沖縄の歴史、沖縄返還前後の近代史&諸外国のやり取りを
ちゃんと押えておかなければ、揚げ足をとられかねない







  
Posted by 比嘉俊次 at 10:09Comments(0)社会

2010年09月19日

みんなが知りたい 空港の疑問50

 「みんなが知りたい 空港の疑問50」
 よくある各ページ読みきりタイプの雑学本
 文庫本タイプが多いが、これはそれより2回り大きい
 
 フルカラーだが、写真も資料というより、おまけ的
 内容も驚くところはなく、雑学本の域を出ない
 多分、ウィキペディアに全部ありそうな内容

 で、1000円。安くない

 雑学本は昔から好きで、三笠書房などよく買うが
 特に感想はない

 でもこの本は・・・なんか著者が楽しそうなのが印象的

 普通、こうした本は機械的にマイナーネタを集めたり
 マニアックな方向に行って「意外でしょ?」「誰かに話したくなるでしょ?」
 という雑学本として当然の編集意図が感じられるが
 この本は「すごいですよね~」という感じ
 つまり著者の「空港好き(飛行機も)具合」が面白い

 だから写真も説明的な写真よりも、見せる写真が多いのかも
 妙に印象に残る本。ムックなのでこの編集方針か

 でも、キャビンアテンダントの動線の話など、
 著者はマニアックな知識もあふれているので、一つ一つを掘り下げた
 本を出してくれるなら、また買ってみたい
   
Posted by 比嘉俊次 at 10:15Comments(0)資料

2010年08月31日

デフレの正体

  ようやく入手した「デフレの正体」
 東京の書店で買ったものを頂きました

 サブタイトルに
 経済は「人口の波」で動く
 と、あるように、一方で消費者である
 現役世代(≒労働力人口)の減少が
 消費不況の大元である、と言う主張・・・

 ま、これだけだけなら話題の本にはならないですね

 だって、こんなことは商売人や株の世界では
 当たり前のことで、それに対応する企業の動向に
 焦点が当てられてきました

 本書が話題となっているのは、その前提を踏まえて
 現実的な対応策を、いくつか列挙している点にあると思う

 生産性向上こそが、技術革新こそが、出生率の上昇こそが、
 デフレを克服する、という主張に対し、明確な否定を加えています
 (もちろん、いずれも大切ですが、切り札ではないと言う事)

 資源国以外で日本が貿易赤字なのはフランスとイタリア
 スイスの3カ国なんて象徴的だと思う

 「ブランドの大切さ」や「外国人観光客の受け入れ」の大切さ
 などについて、理論的に説明しているのは沖縄にとってとても重要

 日本が(というより世界中の国が)2次産業(製造業)による
 国力の飛躍を経験しているので、3次産業、特に観光業に代表される
 接客業を低く見る空気があるが、ぜひこの本を読んで胸を張って欲しい

サービス業は外貨獲得につながり、雇用も多いし、なにより資源と違って枯渇しないしね

まあ確かに、実効税率を確認もせずに「法人税が高いから企業の競争力が・・・」とおっしゃる方々が多い中で
著者の藻谷さんのような話は大つかみな感じがして、「経済の専門家ぽくない」と思われて、聞く耳を持つ方が少ないのか
あまり紹介されることもありませんが、本が売れている所見ると、空気も変わりそうですね(多分)

そういえば聡い中国人の事、向こうもサービス業、特に観光の重要性(経済・文化・外交的にも)を認識したようで
入国審査など、外国人観光客が関わりそうな場所には、窓口対応を「満足」「まあまあ」「不満」など3~4段階で
評価するボタンがあった(多くの人は押さないけど、もちろん、私は押しました)

ほんの7年前には苦笑いするしかないほどの接客対応(隣の客がウエイトレスに「マズイ」というと
ウエトレスは顎でキッチンをさして「作った人に文句を言え」と軽くあしらった・・・)だったのが、
今回は北京・上海・広州・深センでは沖縄(まだ東京レベルじゃない)と変わらない感じでした

沖縄も藻谷さんと近しい方がいて、聞けば全国くまなく歩いているとの事
次はサービス業、特に観光業に特化した本を期待したい  
Posted by 比嘉俊次 at 15:16Comments(0)社会

2010年08月05日

大英帝国衰亡史

  中西輝政の『大英帝国衰亡史』
 「衰亡史」というタイトルの面白さにひかれ
 古本で購入

 ただ・・・歴史と言うのはつくづく難しいのは
 立場や見方によって解釈が・・・

 おまけに「結果として・・・」という偶然も
 歴史にはつきものだし
  人物だって「○○な人」という評価を
 することにも常に違和感がある

 人間って複雑だよ

 自分の過去を思い起こしても
 妙にいいことしたり、デキ心があったり
 まあ、統一感のない人生だし

 だから、本書のように「衰亡史」と
 視点と論点を明確にしたうえで
 書き進めていくのは一つのアプローチとして
 大いにあり、かと


あと中世から近世までを一つの視点で一気にカバーしているのがいいのかも
文も所々思い入れが強すぎるのか、元が雑誌の連載ものなのか、いくつか
まどろっこしさや重複を感じる部分もあるが、概ね読み物としても面白い

欲を言えば、チャーチルとか日本で知られた人物だけではなく
ロイド・ジョージなどを「はぐれどり」で済ますのではなく、きちんと紹介してほしかった
往々にしてこうした「一見脇役」が面白かったりするし

しかし・・・『デフレの正体(藻谷 浩介)』を先週から探しているが、話題に上っているのか
品薄感に拍車がかかり、アマゾンでは古本にプレミアがついて、新本760円に対して
古本は919円から高いのは2870円・・・
ネットブック時代になれば、こうゆう問題は解決されるはずだが、ipadまだ重いよ・・・
  
Posted by 比嘉俊次 at 12:27Comments(0)社会

2010年07月19日

ティファニーで朝食を

 恥ずかしながら「村上春樹」という人は
 翻訳家だと思っていた

 グレート・ギャツビーや
 キャッチャー・イン・ザ・ライ
 などの翻訳でおなじみの名前で
 「時々自分の小説も書く」のだと
 ノルウェーの森が売れる前、
 高校生の頃は思っていて
 野崎孝と思いっきりかぶっていた
 
 で、08年に村上春樹の
 新訳で新潮社から刊行されたのが本書
 村上ブランドにひかれて久々に読むことに

村上訳は、タイトルは英語原文が多いけど、これは『ティファニーで朝食を』
タイトル作品以外に、短編が3本納められている

訳者はヘップバーンの映画は映画で良しとしながらも、もっといい配役があったのではないか、と
あとがきで問いかけているが、これには同意する人も多いと思う。

だけど、昔読んだ瀧口訳より村上訳の方がヘップバーン、というより映画のイメージに近くないか?
文体がオシャレだからなんだろうな。映画の洗練された雰囲気が出ている

長くもないし、ストーリーに冗長な回り道もなく、全てのパートが無駄なく呼応していて
読後感も長く続くし・・・(←私の良い小説の基準)

小説と映画では狙っているテーマも違うし、もちろん表現も違うけど
どちらもよくできていて、感心するしかない

映画と言えば、
「この「ティファニー~」が1958年で、映画「イージーライダー」が69年。11年も開いているのに」
というのと
「小説の世界とはいえ、第二次世界大戦中にこんな設定が出来るなんて」
という2点から、「国の大きさが違うな」という直接関係ないことも感じた

短編3つは読んでいて引き込まれるけど、「えっ、これで終わり?」というのが正直な感想

しかし、「ホリー」は身体的特徴をある程度考えても
グイネス・パルトロウみたいに整った顔立ちではないし
サンドラ・ブロックじゃフツー感が強すぎるし
アンジェリーナ・ジョリーではワイルドすぎる
ジュリア・ロバーツでも・・・ないよなぁ

あの時代、ヘップバーンという選択は商業的な狙いを差し引いても、ベストなんじゃないかな
「キャサリン」の方のヘップバーンじゃ年齢があわないし  
Posted by 比嘉俊次 at 14:27Comments(0)小説

2010年06月27日

日本でいちばん大切にしたい会社

 「日本でいちばん大切にしたい会社」と聞いて
 「世界一の技術」か「世界地のシェア」かと思ったら
 経営のあり方の話。現金な自分を反省
 
 私の取材経験からして大方の経営者は「理念」を持っている
 夢を語らない経営者は少ない

 しかし、日々の「現実」に追われ、顧客より売り上げ
 従業員より利益を、となってしまい
 果ては自分の預金通帳や、息子への遺産相続に気を取られ
 理念を求める経営を実行し続ける(続けられる)経営者は
 ほんの一握りでしかない

 本書はそれを実現したor実行し続けている経営者達の紹介

 「現実的な選択」という言葉は、近年、「前例踏襲」「妥協」の
 もったいぶった言い方として使われている 
 
 どんな選択であろうと、選択したものが「現実」であり
 そこから「新しい現実」が切り開けてくるのに・・・

 さらに本書を読んでいて気づいたのは「現実的選択」をするような人が、
 やたら「維新」などと 口にしたがるのに対して、
 革新的な経営をしている本書の 経営者達は極々当たり前に「こうしない方がおかしい」
「これが当たり前の経営である」と自分の道を突き進んでいる

いや、「革新的な経営」というのは言葉が適当でないかもしれない・・・
「和を以って尊しとなす」「ますらおぶり」が日本の伝統的価値観なら
本書の経営者達は「保守(これも最近、文字とは離れた意味が多いですね)」的な経営者かもしれない
なるほど「日本で」と断っているのはそのためね

顧客や従業員に「理念」を正確に伝えそれを共有できる人たちを囲い込めるかが理念を通せるかの勝負になる
さらに言えば「理念を共有できる従業員」の確保が先だ
 
だから当然、採用活動と社員育成が社の命運を分けることになる。本書に登場する『沖縄教育出版』の川端社長もそうだ

1時間を越える朝礼や障がい者の積極雇用など、川端さんの理念から生まれた経営スタイルは、
今でこそ連続増益で結果が出ているので、就職面接希望者も多いが、応募者が少ないときでも採用に手間隙をかけ、妥協がなかった
就職するほうも会社を選ばないとね。特に従業員1000人以下の会社だと経営者が全てといってもいい

経営者は自分の時間も削って顧客や従業員のために働かないと。従業員はすぐにそれを感じ取って心が離れてしまう
従業員の熱意がなくなれば顧客はそれを感じ取ってしまう

経営者って(ちゃんとしようとすれば)ラクじゃないな・・・取材していても感じるが、本書によって一層強く感じた  
Posted by 比嘉俊次 at 21:49Comments(1)社会

2010年05月28日

朝雲(新聞)

 仕事柄、県内紙だけでなく
  読・朝・毎の全国紙にも目を通しますが
 (ホントに目を通す程度です)

 あと、意外と情報収集に役立つのが
 「東京新聞(中日新聞東京版?)」と
 安保・防衛問題の専門誌を標榜する新聞「朝雲」です
 
 自衛隊の活動を詳しく報じるので、一見、自衛隊の
 機関紙のようですが、そうではなく「朝雲新聞社」という
 会社が発行しています

 アメリカのスターズ&ストライプスのような「準機関紙的な」
 といった方がいいかもしれません

 8面程度の紙面量ですが、結構中身の濃い新聞だと思います

 例えば、この←5月20日号の一面コラム
 各国の警察などの人口当たりの要員数を比較し、表面的な動きに
 まどわさせれない隣国論を展開
  
 また、左側の記事は地域の安全確保と経済のために
 「北海道の自衛隊削減に地域が反対」とある

更には2面にはロシア軍機が東日本を取り巻く形で飛行し、空自が対応した記事などが載っている

今更、殊更に沖縄近海の中国軍を騒いでみたり、
北朝鮮の件で沖縄を「抑止力」の拠点とする根拠の薄さを現実が物語る

時折、沖縄にとっては厳しい意見も垣間見えるが、普天間問題にしても「政治ショー」とせず
一貫して「安全保障」「安保」に対する姿勢を問い続けている、なかなか筋の通った新聞だと思う
このぐらい、国防とか安全保障にへの意識と知識を持って普天間移設問題を論じることができていれば
・・・と残念

というより「V字滑走路は騒音軽減のため」と疑いもなく話す人が、(自称?)識者、専門家として
通用しているぐらいだから、望むべくもないか


朝雲はネットでも読むことができます
http://www.asagumo-news.com/ 

普天間移設交渉も結局アメリカの全面勝利で終わるのか  
Posted by 比嘉俊次 at 19:30Comments(5)資料